暗号資産・トレードを学ぶ

【割安・成長】バリュー株とグロース株

バリュー株投資やグロース株投資って聞くけどよくわからないの。

それぞれの特徴を知って、自分に合った投資先を見つけよう。

 <これから個別株を投資したい人向け>

  • バリュー株の特徴
  • グロース株の特徴
  • 有名なグロース株投資法

バリュー株とグロース株

バリュー株とグロース株とはどのような株を指すのか特徴を確認しましょう。

バリュー株の判断

バリュー株とは、企業価値から見て割安感のある株式で、「割安株」ともいいます。バリュー株について判断される代表的な指標は2つあります。

割安性を判断する指標
  • PER(株価収益率):1株あたりの利益率(株価÷EPS)
  • PBR(株価純資産倍率):1株あたりの純資産

日本か米国か、業種(ハイテクか小売か)によっても異なりますが、PBRが1倍以下であれば割安、PERは同業他社と比べ倍率が低いと割安株とされています。

バリュー株のうち、PBR1倍の場合、仮に企業が解散した場合の価値と一致するため、株価と解散価値が一緒の状況となります。
バリュー株は、PER低・PBR低。

バリュー株のメリット

配当(インカムゲイン)

バリュー株は安定した企業が多く、大きな株価の上昇は期待できませんが、安定した配当が期待できます。

値動きが小さい

バリュー株は、グロース株と比較して株価のボラティリティ(変動性)が低く、比較的リスク・リターンが低いです。

長期保有に向いている

企業の安定性が高いため、配当や値動きも安定していることから長期保有に向いています。

バリュー(Value:価値)株投資とは、企業の内在価値に対して株価が割安な銘柄に投資する手法です。安値で買い、本来の価値になったら売却することが多いです。

バリュー株とは、企業の価値に対し株価が割安である株のこと。
株価に含まれる”成長の期待”が少ないため、値動きがグロース株より安定していることが多い。

バリュー株には将来性が無い企業も含まれるため、年々株価が下がる可能性もある。

グロース株の判断

グロース株とは、これから業績の伸びや成長が期待できる株式で、「成長株」ともいいます。グロース株について判断される代表的な指標は2つあります。

成長性を判断する指標
  • 売上高(売上高の成長率)
  • EPS:1株あたりの当期純利益
  • ROE(自己資本利益率)、ROA(総資産利益率)

グロース株は、売上や利益のほかに「新製品や開発の予定」、「今後の見通し」など将来の成長の期待が反映されやすいです。

グロース株は、PERが50倍程度になることもあり、50年の利益が株価に織り込まれていることになります。
グロース株は、PER高・PBR高。 

グロース株のメリット

株価の値上がりに期待(キャピタルゲイン)

グロース株は、将来的に大きな値上がり益が期待できます。業績が上がったりm新商品の売上が良かったりするなどの好材料があると大きく株価も上がる可能性が高くなります。

短期的な利益

短期間で株の売買をする場合、値動きが大きい銘柄が好まれます。グロース株は、良いニュースで大きく値が動くケースもあるため、短期投資にも向いているといえます。

リスク・リターンが大きくなる

グロース株は、成長が期待できる企業の株式のため、良い業績が続けば長期的に大きな値上がりする可能性があります。一方、リスクもその分大きくなるので、注意が必要です。

グロース(Growth:成長)株投資とは、将来の企業の利益を追求する投資手法です。将来の成長が期待できるのであれば、高値でも買うことになります。

グロース株とは、今後の成長が期待できる株式のこと。
株価に含まれる”成長の期待”が多いため、値動きがバリュー株より大きくなることが多い。

グロース株は、新興企業やハイテク企業が多く、今後の成長を期待されている株式であるため、悪い業績や成長率が低いと判断される場合は暴落したり、配当がない可能性もあります。

有名なバリュー株投資

バリュー投資は、世界一の投資家と称されるウォーレン・バフェットの師匠ベンジャミン・グレアムによって確立されました。

ベンジャミン・グレアムは、

「投資とは、詳細な分析に基づいたものであり、元本の安全性を守りつつ、かつ適正な収益を得るような行動を指す。」と定義する。そして、投資には投機的な要素があるものの、この要素を最小限に抑え、いつやってくるかわかならい不況(株価の下落)に対して、財政的・心理的に備える必要があると説いている。

また、「企業の有形資産価値を大幅に上回る価格の株には手をださない。」ことや、「過去10年以上にわたってその企業が安定した収益を上げており、将来起こりうる低迷に備えた十分な規模と財政的な力を備えていることを確認しなければならない」と述べている。

それは、企業が「内在」する価値以下の金額で買う(過小評価の銘柄を買う)方針となり、割安株は株価がその企業のもつ評価額よりも安い状態にあるため、計算ミスや運の悪さを十分にカバーできる安全域があると説く。

投資手法で重視したのは、会社の将来の成長性に対する思い入れではなく、その銘柄が逆境(不況)に耐え得る能力があるかどうかという点でした。

ベンジャミン・グレアムは、株主は株式を『ビジネスを受領できる所有権』として考えるべきであると薦めました。心にそのような見方を持って、株主は、気まぐれな株価の変動にあまり気を煩わすべきではない。短期間で見ると市場は、投票機械のように振舞うが、長期間で見るとおもりを計る機械のように行動する。つまり長い目で見れば、株式の価格とその本来の価値は等しくなる。

投資が最も能率的になされるときに投資が最も知的になると教える。ウォーレン・バフェットは、この記述をこれまでに書かれた投資についての言葉の中で最も重要な言葉であるとみなしている。

ベンジャミン・グレアムは、投資家は会社の財務状況を分析することに時間を費やすべきだと言いました。現在”オマハの賢人”と称されるウォーレン・バフェットもそれを実践し、世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの会長を務め、個人資産は10兆円を超えています。

私(yamato)の選択

私は、コアをETFと投資信託のインデックスに投資し、サテライトとして個別株に投資しています。

個別株では、バリュー株とグロース株の両方どちらもありますが、割合としては7:3でバリュー株の方が多いです。

損切りが苦手ということもありますが・・・
ウォーレン・バフェットの言葉に感銘を受けたことから、「ゆっくりお金持ちになる」になれる投資を模索している毎日です。

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