OpenAIの「ChatGPT」が話題だが、「iPhone登場時のような革命的瞬間」なのかもしれない。
技術革新として予想されるもの
人工知能と機械学習
人工知能(AI)と機械学習はますます進化しており、自動化(オートメーション)、パターン認識、予測分析、自動運転車、ロボット、医療診断、クリエイティブな創造などで期待。
ブロックチェーン
ブロックチェーンの分散型台帳技術は、信頼性、セキュリティ、透明性が特徴。
仮想通貨やスマートコントラクトにおける利用の他、金融、サプライチェーン管理、投票システムなど他の領域でも活用に期待。
量子コンピューティング
量子コンピューティングは従来のコンピューターとは異なる計算方法を使用し、複雑な問題を解決することに期待。
量子ビット(qubit)を使用し、高速なデータ処理や最適化問題の解決などに応用可能か。
バイオテクノロジー
バイオテクノロジーは遺伝子編集、ゲノム解析、合成生物学などの分野で急速な進歩。
医療、農業、エネルギーなどのさまざまな領域で新たな治療法や製品の開発に期待。
クラウドコンピューティングとサーバーレスアーキテクチャ
クラウドコンピューティングはデータやアプリケーションをインターネット上のサーバーに保存し、必要な時にアクセスする仕組み。
サーバーレスアーキテクチャでは、開発者がサーバーの管理やスケーリングについて心配することなく、アプリケーションの開発が可能。
AIの開発に期待されている銘柄
Apple
iPhone、Mac、iPad、Apple Watchなどのハードウェアを開発。App Storeなどのソフトウェアも運用。
既存のハードウェアに限らず、新たなハードウェアとAIとのシナジーには期待が持てる。
Microsoft
マイクロソフトはOpenAIとのパートナーシップにより、機械学習と人工知能による情報のアウトプットの両方をこなす生成型AI(ジェネレーティブAI)の技術革新に注力。
Microsoft Azure(アジュール)のクラウドプラットフォームや、Bingの検索エンジン、officeといった他サービスとのシナジーに期待。
Amazon
アマゾンはAIを利用した音声アシスタントであるAmazon AlexaやクラウドプラットフォームのAmazon Web Services(AWS)を開発。
AWS利用した独自のチャットボットの構築を提供するサービスに期待。
Alphabet(Google)
グーグルは文章生成AIサービスBardや、TensorFlowの機械学習フレームワークを開発。
グーグルも検索エンジンや、YouTube、その他各種無料アプリ(map、meet、スプレッドシート等)とのシナジーに期待。
AIを使った広告ビジネスを開発できるかが鍵。
Meta Platforms(Facebook)
メタプラットフォームズはソーシャルメディア(FacebookやInstagram)にAIを組み込む予定。
メタバースやVRヘッドセットなどとのシナジーにも期待。
AIの学習を高速化する自社開発の特化型ASIC「Meta Training and Inference Accelerator (MTIA)」、映像処理用ASIC「Meta Scalable Video Processor (MSVP)」を発表。
Tesla
テスラは自動車制御システム「Autopilot」を開発。自動運転車の開発の他にもAIの開発・応用に積極的。
フルセルフドライビングや、二足歩行ロボットに期待。
NVIDIA(エヌビディア)
エヌビディアは、グラフィックス処理装置(GPU)の開発や、Omniverseなどのプラットフォームを開発。
ゲームやアプリの他、人工知能(AI)分野などで広範囲な応用に期待
上記7社はアメリカの時価総額でも上位の7社。
なんと7社でアメリカの時価総額の20%を超え、ナスダックだけで見ると40%を超えている。
企業の大きさはすごいが、上記7社が低迷するとアメリカ全体が停滞するおそれも。