偉人から学ぶ

【人を動かす】人間関係の原則

人間関係に悩んでいるの。どうしたら良いのだろう。

人の心をつかむには原則があるよ。少しずつ意識してみて。

テーマ書籍:人を動かす デール・カーネギー著

人を動かす3原則

盗人にも五分の理を認める

犯罪者のほとんどは自分は悪くないと思っているそうです。2022年においても戦争が起こっていますが、それぞれの正義が戦っているのです。

また、日常においても、何かミスを指摘されたり、批判された場合、自分を正当化して相手に反抗してしまうことはないでしょうか。これは人の真理で、どんな人も持ちあわせているそうです。

だからこそ、例え盗人に対しても一方的に批判するのではなく、一定の理解を持つことが大切である。

「神様でさえ、人を裁くには、その人の死後までお待ちになる」

ドクター・ジョンソン

相手のすべてを理解しているわけではないので、人を非難しない。

人を非難する前に、相手を理解するよう努めるようにすれば、同情・寛容・行為が生まれてくる。

例え正しくても、批判や悪口は相手から恨まれるため、要注意。

相手に重要感を持たせる

人が行動する原理は、「性衝動」と「偉くなりたい願望」の2つがある。この原理を知っていると、人の行動意欲をかきたてることができる。

特に、「偉くなりたい願望」である”自己の重要感”を持たせることが重要で、人は他人から認められることを渇望しているのです。

「人は誰しもお世辞を好む」

リンカーン

また、年を重ねていくにつれ、”承認欲求”を満たしたい人が増えていく傾向があります。人から褒められて嫌な気持ちにはならないので、悪いところではなく、人の良いところを見つけて褒めるようにすると、人の行動意欲につながっていきます。

褒めることが特別上手であった偉人に下のような言葉があります。

 墓碑銘「おのれよりも賢明なる人物を身辺に集むる法を心得し者ここに眠る」

鉄鋼王: アンドリュー・カーネギー

人は周りから重要・特別だと思われたいので、素直に相手を褒めよう。

人の立場に身を置く

相手にプレゼントを贈るとき、相手の好きなものが贈れていますか。よくあることは、自分が好きなものを贈ってしまうことです。自分ではなく、相手の喜びを考えることが大切です。

また、相手に動いてほしいとき、そのままお願いしても難しいときがあります。そんな時は、相手が動きたくなることは何かを見つけて、相手から動いてもらえることがあります。

「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力である」

自動車王: ヘンリー・フォード

子供に対しても同様です。親の願望で「これを食べなさい」と言われても、子供の欲求と違えば食べません。
しかし、「おかあさんの料理を食べると、あの子より足が速くなるよ」と言われたらどうでしょう。それが、子供の望みであれば、食べることがあるのではないでしょうか。

自分目線ではなく、相手のメリットや欲望を見つけて提示する。

人に好かれる6原則

誠実な関心を寄せる

人は最も自分自身に関心があることを理解して、より相手に関心を持つことが重要である。

「他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対して大きな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗はそういう人たちの間から生まれる」

アルフレッド・アドラー

また、自分目線よりも相手の目線で行動することで、相手のハッピーにつながる。相手の目線に立つには、相手に関心を持たなければならない。

我々は、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる。

笑顔を忘れない

顔が見えないとき、例えば電話しているときでも、笑顔で話すとそれは相手に伝わる。
また、なんでも楽しむことが大切。楽しいことは、人の行動を促し、仕事でもプライベートでも充実していく。

名前を覚える

相手は自分の名前を覚えていなかったり、相手から名前を覚えられていないだろうと思われているときに、自分が相手のことを覚えていると、”信頼できる人間”、”周りの人を大切にする人”、”この人のために頑張ろうと”と思われやすい。

みんな自分の名前が好きなので、それを大事にすることで、関係性が深まる。

聞き手にまわる

人は話を聞いてもらうと、もっと話をしたくなったり、心を許していくようになります。ただし、話を聞くことは意外と難しく、何か別のことを考えたり、次に話すことを考えながら聞くのではなく、相手の話に集中して聞くことで、聞き上手になることができる。

関心のありかを見抜く

相手の関心、趣味、好きなことを見つけ、調べることで、相手の好きな話が相手とすることができる。

また、相手が何をしたいか考え、それを一緒に行うことで相手との距離が縮まる。

心からほめる

自分のしてほしいことを相手にもする、つまり心から「ほめる」ことが重要である。

私(ヤマト)の子ども

人を動かす原則を読んで、自分の子どもを思い浮かべました。

悪いことをしても、”批判しないでほしい”
何かしたら、”ほめてほしい”
好きなことを、”今すぐしたい”

人を動かす原則は、人の本能なのだと思います。

人に動いてもらうには、相手に興味を持って、相手のことを考え、批判せずに褒めることが重要だということを再認識しました。

子どもたちにもそのように接していくことで、親子関係が良いまま継続することを願うとともに、経過をどこかで振り返りたいと思います。