成功者の本って色々あるけど、どの本が良いのかな。
今回は約200年分の「成功」にかかわる本を研究した名著を紹介するぞ。
テーマ書籍:「7つの習慣」 スティーブン・R・コヴィー著
<万人向け>
- 成功の種類
- 成功の習慣
- ミッションステートメント
自己啓発本として多いのは、モチベーションアップやコミュニケーションスキルを解く短期的な書籍が多い中、この本は根本的な人格育成を行うことで長期的で持続的な成功の原則を知ることができると著者は語ります。
7つの習慣の著者である、スティーブン・R・コヴィー博士は、表面的なテクニックによって成功しようとする「個性主義」のアプローチは、あくまでも二次的なものであり、長期的な成功のためにはなんらの役に立たないと警告します。
その代わりに、謙虚・誠意・誠実・勇気・忍耐など、人間の内面にある人格的な部分を磨く「人格主義」こそを、養っていくべきであるとしています。
そして、7つの習慣では、この「人格主義の回復」ということを副題にしているように、人格主義を磨いていくための具体的な習慣作りが7ステップに渡って解説されています。
成功への習慣
依存状態
社長や上司、部下など人のせいにして何かに依存している人は非成功者。このような状態では本当の成功をすることはできません。
成功の種類
私的成功は1~3の習慣。
公的成功は4~6の習慣。
7によって長期持続的な成功につながる。
第1の習慣 | 主体的である自ら選択し、その結果に対する責任を持ち、自分自身から影響を及ぼしていく。 |
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第2の習慣 | 終わりを思い描くことから始める行動する前に、自分自身の価値観に基づいた方向性や目的を見出す。 |
第3の習慣 | 最優先事項を優先する自分自身の方向性に基づき、重要な事柄を優先しながら計画を立て実行する。 |
第4の習慣 | Win-Winを考える常に相互の利益を求めるスタンスで、長期的な人間関係を構築する。 |
第5の習慣 | まず理解に徹し、そして理解される先ず相手を理解するよう努め、その後で自分を理解してもらうことで、コミュニケーションの質を高める。 |
第6の習慣 | シナジーを創り出す多様性を活かし、創造的に協力することで、革新的な解決策を生み出す。 |
第7の習慣 | 刃を研ぐ肉体・知性・精神・情緒の側面を定期的に磨き、モチベーションと活力を向上する。 |
1.主体的であること
自責。自分に責任があると考えること。また、自分にできること、自分が影響をもらたすことができることに目を向けることが大事です。
関心があっても、自分が影響をもらたせないことに文句を言っていても無駄であるので、自分の影響の内側で考えるようにします。そして、何事も自責として捉えられれば、嫌なことが起きても捉え方を自分で選ぶことができます。
2.終わりを思い描く
まず、必ず来る自分の葬式で、来てほしい参列者と、読まれたい弔辞を思い描いてみましょう。思い描いた、その弔辞の内容があなたの本当の成功です。
本当の成功は人それぞれであるが、「あなたがいたから・・・」といった自分が誰かの役に立てたようなことを思い描く人が多いのではないでしょうか。
本当の成功を見つけたら、次は、それを達成するための個人的な憲法として「行動の原則」を作りましょう。この原則は絶対に守る行動を習慣化するため、自分の多くの時間をかけて作ることが習慣化の秘訣です。
3.最優先事項を優先する
時間の使い方には大きく分けて4段階あります。
- チェックリスト(ToDo)
- カレンダー(時間管理)+チェックリスト
- 優先順位+カレンダー+チェックリスト
- 優先事項+優先順位+カレンダー+チェックリスト
4段階目の「優先事項」の決定にあたっては下の図のように重要度や緊急度別に4つに区分します。ほとんどの人は第一領域が日々の大半で、少し時間ができると第四領域に時間を使っています。
成功のためには、第二領域(緊急度は低いが重要度は高い自己研鑽・自己投資など)の時間を作る必要があるため、第一領域の時間をうまく他の人に委任しましょう。
委任の方法は指示しながらロボットのように動かすのではなく、全面的に委任できるようにすることが重要です。最初は効率が悪くても時間をより確保できるような効果的な委任を行うことを目指しましょう。
4.Win-Winを考える
Lose-Loseは復讐や離婚裁判など。Win-Loseはスポーツや勝負ごと、Lose-Winは家族や恋人に対して多く行われています。
Win-Winを理解することはできても、多くの場合で相手はWin-Loseの気持ちで取引を持ち掛けてくることが多いため、相対するには下記の内面安定要素が必要となります。
- 誠実:Win-Winを守ること
- 成熟:上図の思いやりと勇気のバランスを考えることができること
- 豊かさマインド:敗者の上で勝者がいるのではなく、勝者が2人いることを考えられるか
5.まず理解に徹し、そして理解される
理解するためにやってはいけない言動があります。
- 探る:今日学校どうだった?など聞きたいことを探ること。
- 解釈する:断片的な情報で判断し、間違った解釈をすること。
- 評価する:判断・評価が早すぎること。
- 助言する:理解せず、助言すること。
では、理解するためにはどのようにすればよいか。それは、”共感”です。
共感とは、相手の言葉を繰り返すだけでなく、相手の気持ちを言葉にすることが本当の”共感”となり、相手からの信頼につながります。
公的成功には信頼が大事。特に、本当に共感することからでも信頼を貯めていくことができる。
6.シナジー(相乗効果)を発揮する
Win-Winや共感を経て、両者の違いを認めると、妥協ではない案をつくることができます。
この「第3の案」つくり、相乗効果を発揮させよう!
7.刃を研ぐ
成功のためには、第二領域(緊急度は低いが重要度は高い自己研鑽・自己投資など)の時間を作り、常に刃を研ぎ続けることが重要です。
- 肉体:週3時間の運動
- 精神:自然・祈り・瞑想
- 知性:スマホやゲームは1日1時間とし、読書や日記を書く
- 社会性:コミュニケーションの時間を取る
私(yamato)の選択
葬式では、身近な妻や子供に”家族で良かった”ことや”楽しかった思い出”を語ってもらいたいですね。
ゴールが決まったので、個人的憲法【ミッションステートメント】を作っています。
- 愛
- 感謝
- 強壮
- 謙虚
- 固守
何にするかは難しいですね。自責も非常に大切なことなので、意識し続け習慣にしたい。
個人的に『人間万事塞翁が馬』も大事にしている考え・言葉です。